04927-171023 Scrapboxブログのデザインを念願のワクなしに
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他のシステムを使って13年以上書いてきたblog「shiology」をScrapboxに移行すると決めた理由は、いうまでもなくScrapboxの大いなる魅力。でも、最後の決め手になったのはそのデザイン変更が実現したこと。Scrapboxの基本デザインから「枠」を取り去ることができたからです。 shioのブログ「/shiology」をScrapboxに移行するにあたり、一つだけ、どうしても変えたい部分がありました。画面を取り囲む「ワク」を無くしたかったのです。Scrapboxの基本デザインはすべて、本文の背景は白く、その周囲にグレイの部分があり、「ワク」があるように見えます。本文がグレイの枠によって囲まれているのです。 https://flic.kr/p/Du1toG https://farm5.staticflickr.com/4564/24602154448_e396b2b3fd_k.jpg
「枠」から考えず「点」を写すのがshioの写真。
月刊アスキー2007年7月号のコラム「写真の点と枠」で書いています。 日本の文化は「枠」から思考するとわかりやすいものが多い。小学校で文字を習うとき、原稿用紙のマス目(という枠)の中央に書くことを求められます。幼児の塗り絵は、「枠」からはみ出さないことが大切、と指導されます。住所は外側の「枠」から内側の「枠」へと表記します。外堀から埋めていく発想です。
写真も一般に、フレイミングという外枠から考える場合が多い。最初に枠(フレイミング)を確定して、その中にモチーフを配置する発想。
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写真もその他の何事も、「点」、「原点」、「核心」から思考をスタートするのがshio流。撮影するとき、まず「原点」を確定して、そこから無限に広がる世界を表現する。
自己表現の場であるblogも、枠のないデザインにしたい。その時その時に自分の原点を打って、そこから広がるパースペクティブで書きたい。描きたい。
Scrapboxは「settings」というタイトルのページを作り、User CSSを書くことによって、デザインを変更できます。Scrapboxのヘルプを参考にしてください。 このようなコードを自分で書けない人も大丈夫。Scrapboxはすべての公開プロジェクトで「settings」ページが公開されていますから、気に入ったデザインのサイトを見つけたらその「settings」にあるコードを真似したりアレンジして、自分のページをデザインできます。 shiologyをScrapboxに移行するにあたって、増井俊之先生にこのUser CSSを書いていただきました。感謝です。おかげでご覧の通り、枠のないデザインが実現しました。あるのは左側の縦の「軸」だけ。編集した段落はピンクになり、時間が経つとグレイに戻り、細くなります。 枠なしデザインが実現できたから、shioのブログを書ける。shiologyのキャンバスとしてScrapboxを使える。
blogの器としてScrapboxを選択した理由の一つがそこにあります。
〈写真はすべてSIGMA sd Quattro H + 24mm F1.4 DG HSM〉
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